リンクナースになるメリットとデメリット

リンクナースになるメリットはたくさんあります。まず、専門性を得ることができるという点です。リンクナースは各専門チームの委員会に参加し、そこで最新の技術や知識を知ることができます。そのため、専門的な知識や技術を身につけやすく、キャリアアップにもつなげられるのは大きな魅力でしょう。

また、やりがいもあり、働くモチベーションが上がるというのもメリットです。リンクナースは自分が興味のある分野について、いち早く最新技術や知識を学べるため、働く時のモチベーションが上がります。さらに、自分が興味がある専門分野の医師と一緒に働くことでやりがいを高めることができ、毎日の仕事が楽しいと感じられるようになるというのも魅力です。

一方デメリットもいくつかあります。まず、通常の仕事以外にもやることが沢山あるという点です。リンクナースはチームや委員会から出た課題をスタッフに伝えなければいけません。しかし、他にも院内で発生した出来事やアクシデントの情報を集め、会議で報告をする必要があります。このように、本来の仕事以外に時間を割かれてしまうのが大きなデメリットと言えるでしょう。

また、病棟のリーダーとして活動しなければならないのに、非協力的なスタッフがいるとストレスがたまってしまうというのもデメリットの1つです。リンクナースは委員会やチームと病棟スタッフの橋渡しの役をしなければなりません。時には先輩の看護師に指導する場合も出てきます。なかにはそれを面白くないと感じ、協力してくれない人もいるでしょう。その結果、業務がスムーズに運ばなくなり、ストレスもたまってしまいます。こうした人間関係の難しさを実感するというのもデメリットです。
これらのメリットもデメリットも踏まえた上で、リンクナースを目指すかどうかを考えるとよいでしょう。